デザインの賞味期限
家づくりをすすめているみなさん。
どんなことイメージしますか。
洋服や家電、車など、モデルチェンジをくり返しながら新商品が次々にでてきます。
住宅にもありますね。
「新商品」が気になりだすと「賞味期限」が生れるように思います。
「このデザインもう古い…」
次の「新商品」がでるたびに「賞味期限に近づいていく」そんな感じでしょうか。
人の好みは変わるから「新商品」分かります。
年を重ねれば、よけい分かります。
10年位経て「壁紙(この服、この車)、なんでこれ選んだんだろう…」なんて、ありますよね。
「変わりにくいもの」をものさしに
設計する時「変わらないもの、変わりにくいもの」で決めていくと「賞味期限」がなくなります。
写真の雑誌「別冊住宅建築NO.01 1970年代の住まい現代住宅の礎」
「住宅建築」という専門誌が1970年代に掲載していた住まい50戸選び今年7月に発行されました。
ここに掲載せれている50年前の住まいに「賞味期限」は感じませんでした。
古民家や古着に感じる魅力とは別の感じで、
今でも普通の心地よい暮らしが続いていることが伝わります。
「社会に媚びへつらう時代の潮流から距離を置き、別の時間を静かに深く長く呼吸をしてきた家のようだ。
また、都市の拡大や経済の成長を多くの人が疑わなかった時代に、家族や親しい人や地域との繋がりといった、身近な喜びを大切にしたからこそ、デザインの普遍性と持続性と社会性を獲得したのではないだろうか。
繫栄の裏側で時代が置き去りにしたもの。それらを丁寧にすくいあげ、大切にし続けた住宅が示唆することの大きさを感じ入った。」
と堀部さんは言います。
僕は「何気ない普段の暮らし」を大切にして、「居心地のよさや気持ちよさ」をものさしに設計していくとではないかと思っています。
「何気ない暮らし」や「心地よさ」って歳を重ねてもあまり変わらないし、それは個人的なことでもあるけれど、だれもが共感できるものでもあつかと思っています。
堀部さんが言う「別の時間を静かに深く長く呼吸をしてきた家」につながるように思ったりもします。
