住まい手のみなさん達から頂いたお便りなどをまとめました。
レビュー(自由工房の評価)のような形でこのページをつくりましたが、頂いたコメントは私達が進めている家づくりを応援してくれているようでした。
家づくりを検討されているみなさんの背中も、押してくれるようなページになれば幸いです。
いぶきの助産院
助産院も開業して、来年で10年になります。来てくださるお母さんたちが、みんなこの建物はステキですね、と言ってくださいます。職人さん方が苦労して作ってくださったお産の部屋で、130人を超える赤ちゃんが生まれました。この助産院を石田さんに建てていただけて、本当に感謝しております。これからも、よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。「130人超えの赤ちゃん誕生…」、すごいですね。うれしいです。小長井さん達に出会えうことができたことに感謝です。
みずほのいえ
老親介護のため、静岡へUターンする準備を進めていましたが、イマイチ相談先を見つけあぐねていたとき、HPの説明内容/雰囲気に納得感があったこと、石田さんが同世代であったこと、東京と静岡に事務所があったこと、などから自由工房に問い合わせたのが、2017年10月のことでした。 その後、東京と静岡で何度か打ち合わせをして、耐震診断の結果などから実家の改修を見送り、建て替えに変更して、1年半後の2019年3月末に竣工し、6月からは母親との同居を開始できました。この間、実家の建具や既存家具の再利用や配置など、細やかな気配りのある提案やその代替案を何度も提示いただきました。特に、パッシブデザインについては、性能向上が見込める断熱材の見直しの際には、費用負担が大きくならないよう、他部材の再検討まで含めてご提案いただいたことが印象に残っています。新居で1年程度を過ごしていますが、光熱費負担も軽減でき、心地が良く快適に生活できています。どうもありがとうございました。
丁寧に書いて頂きまして、ありがとうございます。
なにか、ちょっと懐かしい感じです。
ご両親が大切にされていたものを活かしていけるように、いろいろお打合せ重ねましたね。新築になりましたが、以前の住まいと全く違ったものにならないように、ほんの少しでも以前の暮らしを感じることができればと、いろいろ考えましたね。また、パッシブデザインは、身近にある太陽のエネルギーや気候風土を住まいに採り込む手法で、東日本大震災を機会に積極的に取り組んできています。まだ試行錯誤している部分もあり、直前の変更提案してしまいましたね。病院や施設のように一年を通じて一定に機械でコントロールされた温熱環境とは違った、季節を感じることができる心地よさを提案できたのではないかと思います。
こちらこそ、楽しく家づくりさせて頂きました。ありがとうございました。
追記:実は、裏レビューがあります。
既存家具や建具を再利用しているのですが、納まりきらなかった箇所がいくつかあった点と、3D(3次元モデルやパース等)による打合せ確認ができるようになればと。今後の家づくりに活かしていくようにします。
まいなおりょうのいえ
ホームページで素敵な事例の写真を見て家の設計をお願いしたいと思いまして、ギャラリーでの展示会中にお話を伺いに行ってみました。こちらは全く白紙状態でしたが石田さんは丁寧に話を聞いて下さり、一から相談にのって下さいました。話をしていて気持ちの良い方で信頼できると感じお願いすることにしました。打ち合わせの度に次々とアイデアを出して下さり、驚かされながら毎回楽しませてもらい、あっという間だったように思います。完成した家は少しも気に入らないところがなく、過ごしやすく素敵な家に住める事を日々有り難く感じます。
石田さんの誠実で穏やかでポカポカと温かいお人柄は、そのまま家づくりにも現れていると思います。ありがとうございます。
すてきなお便り、ありがとうございます。
毎年、大道芸の時に開催している「家づくり展」で初めてお会いしましたね。
その時はまだ、土地も決まっていませんでしたね。だけど、翌月には候補地が見つかり、素案づくりがはじまり、翌々月には設計契約…。とんとん拍子といいますか、とてもスムーズに家づくりが進んで行きましたね。迷いがないと言いますか、どっしりしていると言いますか、本当は不安なこともあったと思うのですが、すべて委ねて、託してくれていたようでした。そう言えば、打合せは、いつもみなさんの笑顔に迎えらてから始まっていたなぁなんて、思い出しました。楽しかったですね。
これからも、引き続きよろしくお願い致します。
しもあおじまのいえ
2016年秋から介護のために群馬の実家で過ごすことになり、母の老いを目の当たりにして、自身の老後に向けて長年にわたり懸案だった自宅のリフォームを実行することにしました。 ブログ「ぎゃらりー金木犀」のリンク先である自由工房に連絡を取ることから始まり、1年間月1回の打ち合わせのために群馬と静岡を往復しながら、メールのやりとりで何とか乗り切った、という感じです。 当初、減築リフォームの予定でしたが、建て替えに変更し、結果的に良かったと思います。 1年余り住んでみて、希望どおりのシンプルでコンパクトな住まいは、使い勝手が良く、居心地の良さを実感しています。
お便りありがとうございます。
はじまりは、「ギャラリー金木犀」だったんですね。
減築リフォームを提案して工務店の見積まで取ったのですが、費用をかけても性能や機能、仕様など納得行く計画にならず、建替えを再提案しましたね。
不安になられたこともあったかと思います。信頼頂き、ありがとうございました。
それまでの暮らし方をベースにした建替え案で、玄関アプローチや庭をそれまでのように使うことができたので、「リフォームのような新築」になったのかもしれませんね。
うとうのいえ
東京で暮らす娘さんから届いた嬉しいお便りです。
『東京に越してから、子どもの学校行事の都合でなかなか実家に行くこともままならないのですが、帰った時にはまず初めに木の香を吸い込んで、それからどこにも出かけずのんびり寛いでいます。子どもたちも、どこもかしこも自分の居場所のように自由に過ごしていますよ。居心地の良い家を考えてくださって、感謝しております。』
最初は住み継がれていた古民家を改修したかたちで、2世帯住宅を検討していましたが、いろいろあって、ご両親の終の棲家になりましたね。お子さん達もみんな、それぞれの居心地の良い場所を見つけてくれたよう。新築ですが、以前の古民家の住まいにいるような安心感や懐かしさを感じてくれれば、うれしいです。
そう言えば以前、お母様から台風が静岡を通過した際に「雨戸もあるので、全然、静か。ぐっすり眠れたわよ。」なんて、声を頂いたことがありました。以前の住まいのように、瓦でおおらかに屋根をかけたことでもたらしてくれた、安心感かもしれませんね。
あそうのいえ
HOUZZという建築家紹介サイトの取材から。
とても丁寧な取材で、あそうのいえの魅力を普通の言葉で分かりやすくまとめてくれています。
自由工房の家づくりの概要について、書いて頂いているようです。
※画像をクリックすると掲載サイトをご覧に頂けます。一読頂ければと思います。
画像中心の情報ですと、どうしても伝わることが限られます。
設計者の言葉ですと、力が入ってしまうと言いますか、専門的な言葉になってしまって、逆に伝わりにくくなったりするように感じます。
第三者的な記者(ライター)の方が、住まいを体験されて記す言葉の方が、伝わりやすいのかなと思います。
まがりかねのいえ
石田さんには本当にお世話になりました。設計段階の時は仕事で海外に駐在していましたが、なんとパソコンを使ってビデオ電話で打合せをしました。細かなところまで親切に対応くださり、お陰様で私も家内も大満足の家が出来ました。住めば住むほど木の住宅の心地よさが分かり、そして味が出て、これから末永く住むのが楽しみな家になりました。
あたたかいお便り、ありがとうございます。
スカイプを使ってのお打合せ、懐かしいですね。時差を計算にいれながら、海の向こうという感じではなく、隣の部屋にいるような感じでお打合せしました。
お引渡しをして5年。気持ちよく暮らして下さっている様子をレビューして頂きうれしいです。木の家って気持ちいいいですよね。ここはちょっと懐かしい雰囲気があって、里山のような庭もあり、町中なのに時間がゆっくり流れているようです。
メンテナンス等気になる点がございまいしたらご連絡下さい。引き続きよろしくお願いします。
あかりとちひろのいえ
ホームページを見て、夫の思いと石田さんのコンセプトがあい、お願いしました。おっとりとしていらっしゃる印象で、安心して相談することができました。
基本は石田さんにほとんどをお任せし、所々私たちの要望をお伝えしたものにアイデアをいただき、反映していただきました。
底冷えを気にする私に床板を厚くすることを教えていただいたのはとてもよかったです。おかげで子どもたちは冬でも裸足で過ごしています。
1階は家族の集まるオープンスペース、2階は個々のプライバシーが保てるパーソナルスペースとなりバランスよくとても気に入っています。この家で子どもたちの成長を見守ることができる事がなによりの楽しみです。
お便り、ありがとうございます。
新型コロナウィルス感染症にお互い注意しましょうと、温湿度管理等についてメールのやり取りをしている際、お子さん達の近況写真を送ってくれましたね。一番上のお姉ちゃんが小学生になり、ママ友に「木の家すてき」って言われたこと、子供達にはロフトが人気なことなどなど…。そうそう、家族が増えてましたね。
お子さんの成長を見守る住まいになっていること、うれしく思います。
お引渡ししてしばらくしてから頂いたお手紙です。
新し住まいでの暮らしの様子を綴ってくれました。
私達の設計は住まい手一家族ごとに対応していますが、100点満点の(全てにご満足頂ける)設計は正直、難しいと考えています。
でも、完成まで住まい手家族の皆さんとのお打合せを繰り返しながら、100点に近づける設計を心掛けています。
こういうお便りを頂いたり、点検時に「居心地いいですよ」なんてお話しを頂くと、ホッとします。
住まい手の娘さんから。
お引渡しをした翌年から頂きました。
おじさんといいますか、設計者としてはむちゃくちゃうれしかったです。
「から」と記したのは、その後毎年送ってくれます。
チョコづくりの腕前も年々上手になっています。
もう高校生。最近は、なんだか申し訳なくて…。
これを書いてくれたお子さん達は、今年中学生かな。
もう、覚えてくれていなかなと思いますが、こういうのうれしいかったです。
小さなお子さんでも、家づくり楽しんでくれているようです。
そう言えば、幼稚園で家づくりの話しをしたお子さんもいらっしゃいました。
子育て世帯の住まいには、お子さんのお名前を少し使わせて頂いています。
子供達の成長とともに住まいも成長といいますか、見守り続けてくれるものであればなぁと思っています。
さくさくこうたのいえ
奥様からのお便りです。
写真は「みねひびきみなとなぎさのいえ」の一年点検。タモの無垢のテーブルがお箸が転がるほど反ってしまって対応策を検討しているところ。
同じ記事をフェイスブックに掲載したら、「さくさくこうたのいえ」のお母さんから、次のようなコメントを頂いていたので紹介します。
「我が家のテーブルちゃんは丸一年くらいで反抗期がおわりました(笑)
暮らしに馴染み、家族のおもいでがあちらこちらに刻まれていく姿は(文字通り刻まれたり…)我が家の生き字引のようです。」
※画像をクリックするとブログ記事をご覧いただけます。
自由工房では、無垢材や自然素材をたくさん使っています。
反ったり、割れたりすることもあります。
それをクレームにする方もたくさんいらっしゃるようで、メーカーは無垢材や自然素材を使わないようです。
おかしな話です。本当に大切なことを忘れてしまっているようです。
杉本さんのコメントの通りですね。
杉の最大の魅力を欠点に置き換えてしまうところでした。
新建材は「床に傷が付かない、汚れが付きにくい」、一見良い事のようですが、それは逆に、「人の足を傷つけていたり、調湿効果や殺菌効果もない」、つまり素足では触れない素材。
本末転倒といいますか、自然素材同様、やはりおかしな話です。
ぎゃらりぃ金木犀
定年後の人生設計として、妻の絵画作品を展示するギャラリーを持ちたいと以前から考えていました。具体的には、今住んでいる住宅をリフォームしてギャラリーを作ることと、二人になった住まいで快適に過すこと、さらに築年数の関係で耐震工事をする、ということでした。 そこで雑誌やネットで設計事務所を探したわけですが、僕達の感性にヒットしたのが「自由工房」でした。その後、設計士の石田さんと会い、人柄にも信頼性を感じ、お願いすることにしました。 仕事に対するポリシーは強いものを持っておられますが、とにかく僕達の意見を熱心に聞いてくれた事や、遠くまで足を運びギャラリーを見て回られたことに、仕事に向き合う姿勢と誠実さを感じました。 工期は予定より少々延びましたが、出来上がりにはとても満足しています。10年経った今でも、来られるお客さま方に褒めていただいています。
お便りありがとうございます。
もう、10年になりますね。
当時は、「終のすまい」や「ギャラリー」について、いろいろ迷ったり、考えながら設計していたと思います。お二人の要望が的確で、筆で書いたスケッチで出てきたり、助けられました。設計、楽しかったです。
住みながらの改修工事になり、かなりのご不便をお掛けしたのに、「キャンプみたい!」なんて言いながらいつも笑顔でした。お二人に応援されているようで、職人さん達も頑張って楽しみながら作ってくれましたね。
完成後もそのまま、変わらず、楽しく、お付き合いさせて頂いています。
設計をお手伝いしたのは、もう20年以上前になります。
雑誌コンフォルトのコメントにある
「現代住宅に住む私たちが得たものと失ったものは、果たしてどちらが大きかったのだろうかと思った」。
本当に住まいに大切なものって何でしょうね。今でも、設計で絶えず考えていることです。